PROGRAM NOTE

「Another Sky Resonance」

 

もしも違う世界で 出逢えたならば
何をやり直して 何を残すだろう
塞がれた空の下 それでも叫ぶ
誰に届くことも 無いと言われても

 

君を、君の空を、思い描いてたよ
その瞳(め)を青く射る、光、鼓動、
憧れよりももっと強く

 

放たれた怒り 共鳴しあう 君の正義を見せて
ああ、たとえ世界中に 嗤われたって
沈まない太陽 見つめるたびに 独りじゃないと叫ぶ
ねえ、聞こえなくたっていい ここにいるよ
いつか重なるリアルなSky …待ってる

 

自由はいつの間にか 不自由そうに
何を差し出すかと 要求されてる

 

君は、君の空は、何処へ向かうのだろう
その背に隠してる、痛み、覚悟、
眩しいほどの純粋さで

 

突きつけた願い 共鳴してる 同じ正義があるね
ああ、理由なんて今は 知らないままで
沈まない太陽 見つめるたびに 君を感じてるんだ
ねえ、出逢えなくたっていい ここにいるよ
やがて全てが繋がるSky …信じて

 

未知を 拓く 鍵はその手に

 

Now, we’re living under another sky
but we feel close to each other
声は翼 もっともっと高く遠く
自由に羽ばたけ

 

放たれた怒り 共鳴しあう 君の正義を見せて
ああ、たとえ世界中に 嗤われたって
沈まない太陽 見つめるたびに 独りじゃないと叫ぶ
ねえ、聞こえなくたっていい ここにいるよ
いつか重なるリアルなSky …待ってる
やがて全て 繋がるSky …信じて

 

● 解説 ●
2ndシングル《Another Sky Resonance》。この時から衣装にはそれぞれのイメージカラーを加え、CDジャケット写真等では、雲の上に佇むKleissisに「虹」という祝福の要素が付加されました。イントロ。静かなピアノの旋律から、疾走感あるストリングスで、楽曲の世界へ一気に引き込みます。天から光が差すような、たちこめていた霧が一気に晴れるようなイメージ。7人が順に右手を天に掲げる振り付けも、それを助長します。ちなみに、雲の隙間から光が差し込む現象のことを「薄明光線」というそうですが、別名「天使のはしご」「天使の階段」。なんとも幻想的な風景が浮かんできます。

私は、この《Another Sky Resonance》は「地上の音楽」、カップリング曲である《逆さまの世界にて》は「天上の音楽」だと思ってきました。なぜそう思うのか、改めて考えたとき、注目したのはこの楽曲のサウンド面です。Kleissisらしいロックチューンでありながら、伴奏楽器は、ピアノ、バイオリン等、高音帯の楽器が目立ちます。高音帯の旋律が楽曲をなぞっていることで、自然と意識や目線が上へあがり、「空を見上げている」「天を仰いでいる」…そんな印象を受けていたのでは。そして、「声は翼、もっともっと高く遠く自由に羽ばたけ」。地上にいればこそ、天に焦がれることができるのです。

歌詞の面からもうひとつ。この楽曲には「君」という言葉が何度も登場します。「対世界」を歌った1stから、「対個人」を思わせる言葉が増え、女神たちとの距離が縮まっていると感じさせてくれます。